発酵水は、母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしている発酵飲料です。

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海藻の生態
◆ 海藻は、陸上の植物と同じように光合成を行い成長しますが、水深が深くなるにつれて(=垂直分布)、太陽光線(=光量)が届かず、緑色から→褐色→紅色へと変化します。
水深180m~200mくらいまで生育可能ですが、潮間帯や10m~20mくらいまでが繁茂量が多く、数多く生育しています。
※表面光の1%量が植物生育の限界とされています。

◆ 海藻は、大きく分けて、緑藻類・褐藻類・紅藻類の3つのグループとなります。
陸上の植物は小さなコケや草から大樹まで、ほとんどが緑色をしていますが、これは全てが緑色の葉緑体を持っているからです。
また、陸上植物が緑色なのは、偶然にも緑色植物の系統だけが淡水環境を経て、上陸できたからとされています。
それに比べて海藻は緑色だけとは限らず、葉緑体の違いにより3色に分かれて多様性に富んでいます。

【緑藻類】アオサ・アオノリ・ミルなど
緑藻類の葉緑体の色素組成は陸上植物と基本的に同じで、クロロフィルはaとbを持っています。
従って、緑藻類は陸上の草花と同じグループの生物と考えられます。

【褐藻類】ワカメ・コンブ・アラメ・ホンダワラ・ヒジキ・モズクなど
褐藻類の葉緑体はクロロフィルaとcに加え、フコキサンチンなどの補助色素を含むため、黄色から茶色の体をつくります。
このため褐藻類は黄色植物に分類されると考えられています。
褐藻類は海洋で繁栄に成功した植物です。

【紅藻類】アサクサノリ・アマノリ・テングサなど
紅藻類の葉緑体はクロロフィルaのみで、フィコシアニンなどの補助色素があるため、赤い色の体をつくります。

◆ 海藻は、熱帯の海では大型は少なくて小型が多く、北方の寒い海では大型の海藻が繁茂しています。
それに比べて、陸上の樹木や草花は熱帯に大型が多く、寒帯には小型が多い傾向が見られます。
地球規模で海と陸の植物のバランスがとられているのでしょうか、興味深いですね。

◆ 海藻は、陸上植物の機能のような根を持たず、仮根と呼ばれる部分が岩肌に付き、海水中の栄養分を藻体の表面の(入口の)イオンチャンネルを通して取り込みます。
海水に含まれる元素の中から、海藻の種類別に、自分の生育に必要な特定の元素を、自由選択的に吸収して濃縮する特徴を持っています。特に微量元素を濃縮、凝縮するとされています。

◆ 今日の飽食の時代は、エネルギーは十分取れているかもしれませんが、ミネラル・微量元素は不足し、欠乏しているといわれています。
栄養バランスが乱れている現代人にとって、海藻が持つ豊富なミネラル・微量元素は極めて大切で、まさに生命が誕生した故郷の海からの素晴らしい贈り物といえます。

◆ 日本は南北に伸びた四方が海に囲まれた国で、その周縁海岸に世界有数の海藻生育域として有名です。
南方からは暖流の黒潮に乗る流れ藻もあり、北方には寒流の親潮に育った昆布などがあり、日本は100余種の海藻類を多種多様に利用している世界一の海藻利用国でもあります。

◆ 海藻は太陽エネルギーの利用効率の点では、陸上植物よりも優秀であることはよく知られており、地球上で一番ミネラル・微量元素の多い海水で育った海藻は、これらの宝庫といえます。

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